八尾、介護崩壊の分岐点

先日、八尾市議会の予算決算常任委員会の健康福祉環境分科会が3月9.10日に開催されました。

介護保険特別会計に今回もまた約6億円程の補正予算が組まれ、委員会ではそれについて質問しました。私は常々八尾の介護保険財政について非常に懸念を持っており、以下の様に私の思いをまとめてみました。八尾市はこのまま「介護保険財政崩壊」の先頭を走るのか

目次

〜サ高住急増、止まらない介護給付費、そして大阪府からの借入れ〜

私は、今の八尾市の介護保険財政に対して、極めて強い危機感を持っています。

昨年12月議会では、介護保険特別会計に約19億円もの巨額補正が組まれました。
その際、私は「このような高額補正を組むのは今回が最後なのか」と念押しをしました。

ところが今回3月議会では、さらに約6億円の補正が計上されました。
そしてその一方で、八尾市の介護給付費準備基金はほぼ底をつき、ついには大阪府の財政安定化基金から借入れを行う事態にまで至りました。

少なくとも現在公表資料で確認できる範囲では、財政安定化基金の借入れが表面化しているのは八尾市です。八尾市の令和8年度介護保険事業特別会計には財政安定化基金関係の市債が計上され、大阪府側の補正予算資料にも対応する貸付金が計上されています。

これは、単なる会計上のやり繰りの話ではありません。
八尾市の介護保険財政が、いよいよ見て見ぬふりができない局面に入ったということです。

財政安定化基金という名称だけを聞けば、何か“助けてもらう”ような印象を持つかもしれません。
しかし実態は違います。
これは借入れであり、将来返済しなければならないものです。
つまり、今日の不足を埋める代わりに、明日の市民負担へ付け回す仕組みです。

ここまで来てなお、「制度上やむを得ない」で済ませるつもりなら、それはあまりにも無責任です。


私は15年ほど前から、この危うさを訴えてきた

私が大阪府議会議員だった15年ほど前から、八尾市では**サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)**が目に見えて増え始めていました。

その大きな要因の一つが、当時大阪府が進めていた家賃減額補助制度です。
サ高住の普及を後押しするという名目でしたが、私は当時から、この制度に強い疑問を抱いていました。

民間事業である以上、需要があれば事業者は参入します。
それなのに、なぜ行政がさらに補助金で背中を押すのか。
そんなことをすれば、特定地域に業者が殺到し、需給バランスがゆがみ、後々大きなツケを残すのではないか。

私はそう訴え、この問題を取り上げ、最終的にこの制度を中止させることができました。

しかし、制度を止めた時には、すでに八尾には大きな流れができ始めていたのです。


中河内で“狙われる条件”が八尾にはそろっていた

当時の八尾は、事業者から見れば極めて“入りやすい場所”でした。

東大阪市は中核市、大阪市は政令市であり、府の家賃減額補助制度の対象ではありませんでした。
一方で、柏原市や藤井寺市では、人口規模などの問題もあり、サ高住市場そのものがまだほとんど立ち上がっていない時代でした。

その結果、中河内地域の中で、業者が参入しやすく、行政の制度的追い風も受けやすい空白地帯として八尾が浮かび上がったのです。

ここに業者が殺到したのは、ある意味で当然です。
そして、その結果として八尾市は、人口比率で見ても府内でも突出したサ高住集積地域へと進んでいきました。

私は当時から、「このままでは八尾の介護保険財政は必ず重くなる」と警鐘を鳴らしてきました。
今、現実はまさにその方向へ進んでいます。


行政は総量規制できない。だからこそ先手が必要だった

サ高住は、国が進める制度です。
地方自治体が「多すぎるから建てるな」と単純に止められるものではありません。
そこは私も理解しています。

しかし、だからといって何もできないわけではありません。

私は府議時代から、せめて建築部門と福祉部門をつなげるべきだと訴えてきました。
サ高住は建てる前に必ず建築行政との接点があります。
ならば、その段階で福祉部門と情報共有し、将来の介護需要や給付費への影響を見据えて対応すべきだと提案してきました。

また同時に、サ高住の急増がもたらす

・囲い込み
・貧困ビジネス
・不適切な給付や不正受給

についても、私は個人質問や委員会質問で繰り返し警笛を鳴らしてきました。

さらに、サ高住をめぐっては、他市の生活保護受給者が八尾市内の施設に集められ、結果として八尾に流入してくるのではないかといった実態も指摘されてきました。
それが事実であれば、本来あるべき福祉の姿ではなく、制度の隙間を利用した貧困ビジネスそのものです。

つまり私は、今になって急に言い出しているのではありません。
問題が小さいうちから、ずっと言ってきたのです。


そして今、八尾市は大阪府から借りるところまで来た

私が八尾市議会議員になって3年。
現実は、ついにここまで来ました。

巨額補正が繰り返され、基金はほぼ底をつき、八尾市は大阪府から財政安定化基金を借りることになった。
これは軽い話ではありません。

私ははっきり言いたい。
これは単なる年度内の資金不足ではなく、八尾市の介護保険財政運営が重大な転換点に追い込まれたということです。

もちろん、八尾市も昨年からプロジェクトチームを立ち上げ、介護給付費にようやくメスを入れ始めています。
しかし、私に言わせれば、遅すぎた。

もっと早くやるべきでした。
もっと早く異常値に気づくべきでした。
もっと早く給付費構造を分析し、是正に踏み込むべきでした。

ここまで来て初めて慌てて動き出すようでは、行政として後手に回ったと言われても仕方がありません。


このままなら、次は保険料で市民に跳ね返る

問題はここからです。

給付費が膨らむ。
基金が尽きる。
府から借りる。

この流れの先にあるものは何か。
答えは明白です。
介護保険料の上昇圧力です。

いまの不足を借入れでしのいでも、負担そのものが消えるわけではありません。
むしろ先送りされ、より重い形で将来に返ってくる。

私は、このまま抜本策を打てなければ、八尾市の介護保険料は全国的に見ても極めて高い水準へと押し上げられていく危険があると考えています。

サ高住の集中で先頭を走り、
給付費の膨張で先頭を走り、
その結果として保険料の重さでも先頭を走る。

そんな八尾にしてはなりません。


八尾は“先進自治体”ではなく“警告事例”になりつつある

ここは誤解してはならない点です。

八尾は今、この問題において先頭を走っていると言えます。
しかし、それは誇るべき先進性ではありません。
むしろ、全国に対する警告事例として先頭に立ってしまっているのではないか。
私はそう感じています。

他の自治体は、八尾を見ています。
八尾がどう対応するのか。
給付費の膨張にどう歯止めをかけるのか。
不適切給付や不正受給への対策をどう本気で進めるのか。
介護保険財政の立て直しをどう図るのか。

八尾の動きは、これから全国の自治体にとって一つの前例になります。


これは八尾だけの話ではない

この問題は、決して八尾だけの特殊事情ではありません。

たまたま八尾が先に表面化しただけです。
制度のゆがみ、行政の後手対応、民間事業者の集中、給付費の膨張。
条件が重なれば、これは全国どこの自治体でも起こり得る問題です。

だからこそ、私はこの問題をこれからも正面から取り上げます。
「もっと早く手を打っていれば」と後悔するだけでは意味がありません。
今からでも遅くない。
必要な対策を講じ、給付費の構造に切り込み、八尾の介護保険財政を立て直していかなければなりません。

八尾は今、試されています。
そしてその答えは、八尾市民の将来だけでなく、全国の自治体にとっても重い意味を持つはずです。


さらに刺さるようにするなら、次の一文をどこかに足すと効きます。

「八尾は、制度のゆがみが自治体財政をどう壊していくのかを、全国に先んじて示してしまっているのかもしれません。」

これを最後から2段落目に入れると、かなり締まります。

お願いします

ではご要望どおり、**最後に一番効く一文を組み込んだ“完全完成版”**を仕上げました。
流れを崩さず、読後に一番考えさせる形に入れています。


八尾市はこのまま「介護保険財政崩壊」の先頭を走るのか

〜サ高住急増、止まらない介護給付費、そして大阪府からの借入れ〜

私は、今の八尾市の介護保険財政に対して、極めて強い危機感を持っています。

昨年12月議会では、介護保険特別会計に約19億円もの巨額補正が組まれました。
その際、私は「このような高額補正を組むのは今回が最後なのか」と念押しをしました。

ところが今回3月議会では、さらに約6億円の補正が計上されました。
そしてその一方で、八尾市の介護給付費準備基金はほぼ底をつき、ついには大阪府の財政安定化基金から借入れを行う事態にまで至りました。

少なくとも現在公表資料で確認できる範囲では、この財政安定化基金の借入れが表面化しているのは八尾市です。

これは、単なる会計上のやり繰りの話ではありません。
八尾市の介護保険財政が、いよいよ見て見ぬふりができない局面に入ったということです。

財政安定化基金という名称だけを聞けば、何か“助けてもらう”ような印象を持つかもしれません。
しかし実態は違います。
これは借入れであり、将来返済しなければならないものです。
つまり、今日の不足を埋める代わりに、明日の市民負担へ付け回す仕組みです。

ここまで来てなお、「制度上やむを得ない」で済ませるつもりなら、それはあまりにも無責任です。


私は15年ほど前から、この危うさを訴えてきた

私が大阪府議会議員だった15年ほど前から、八尾市では**サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)**が目に見えて増え始めていました。

その大きな要因の一つが、当時大阪府が進めていた家賃減額補助制度です。
サ高住の普及を後押しするという名目でしたが、私は当時から、この制度に強い疑問を抱いていました。

民間事業である以上、需要があれば事業者は参入します。
それなのに、なぜ行政がさらに補助金で背中を押すのか。
そんなことをすれば、特定地域に業者が殺到し、需給バランスがゆがみ、後々大きなツケを残すのではないか。

私はそう訴え、この問題を取り上げ、最終的にこの制度を中止させることができました。

しかし、制度を止めた時には、すでに八尾には大きな流れができ始めていたのです。


中河内で“狙われる条件”が八尾にはそろっていた

当時の八尾は、事業者から見れば極めて“入りやすい場所”でした。

東大阪市は中核市、大阪市は政令市であり、府の家賃減額補助制度の対象ではありませんでした。
一方で、柏原市や藤井寺市では、人口規模などの問題もあり、サ高住市場そのものがまだほとんど立ち上がっていない時代でした。

その結果、中河内地域の中で、業者が参入しやすく、行政の制度的追い風も受けやすい空白地帯として八尾が浮かび上がったのです。

ここに業者が殺到したのは、ある意味で当然です。
そして、その結果として八尾市は、人口比率で見ても府内でも突出したサ高住集積地域へと進んでいきました。

私は当時から、「このままでは八尾の介護保険財政は必ず重くなる」と警鐘を鳴らしてきました。
今、現実はまさにその方向へ進んでいます。


行政は総量規制できない。だからこそ先手が必要だった

サ高住は、国が進める制度です。
地方自治体が「多すぎるから建てるな」と単純に止められるものではありません。
そこは私も理解しています。

しかし、だからといって何もできないわけではありません。

私は府議時代から、せめて建築部門と福祉部門をつなげるべきだと訴えてきました。
サ高住は建てる前に必ず建築行政との接点があります。
ならば、その段階で福祉部門と情報共有し、将来の介護需要や給付費への影響を見据えて対応すべきだと提案してきました。

また同時に、サ高住の急増がもたらす

・囲い込み
・貧困ビジネス
・不適切な給付や不正受給

についても、私は個人質問や委員会質問で繰り返し警笛を鳴らしてきました。

さらに、サ高住をめぐっては、他市の生活保護受給者が八尾市内に流入してくるのではないかといった実態も指摘されてきました。
それが事実であれば、本来あるべき福祉の姿ではなく、制度の隙間を利用した貧困ビジネスそのものです。

つまり私は、今になって急に言い出しているのではありません。
問題が小さいうちから、ずっと言ってきたのです。


そして今、八尾市は大阪府から借りるところまで来た

私が八尾市議会議員になって3年。
現実は、ついにここまで来ました。

巨額補正が繰り返され、基金はほぼ底をつき、八尾市は大阪府から財政安定化基金を借りることになった。

私ははっきり言いたい。
これは単なる年度内の資金不足ではなく、八尾市の介護保険財政運営が重大な転換点に追い込まれたということです。

もちろん、八尾市も昨年からプロジェクトチームを立ち上げ、介護給付費にようやくメスを入れ始めています。
しかし、私に言わせれば、遅すぎた。

もっと早くやるべきでした。
もっと早く異常値に気づくべきでした。
もっと早く給付費構造を分析し、是正に踏み込むべきでした。

ここまで来て初めて慌てて動き出すようでは、行政として後手に回ったと言われても仕方がありません。


このままなら、次は保険料で市民に跳ね返る

問題はここからです。

給付費が膨らむ。
基金が尽きる。
府から借りる。

この流れの先にあるものは何か。

答えは明白です。
介護保険料の上昇圧力です。

いまの不足を借入れでしのいでも、負担そのものが消えるわけではありません。
むしろ先送りされ、より重い形で将来に返ってくる。

私は、このまま抜本策を打てなければ、八尾市の介護保険料は全国的に見ても極めて高い水準へと押し上げられていく危険があると考えています。

サ高住の集中で先頭を走り、
給付費の膨張で先頭を走り、
その結果として保険料の重さでも先頭を走る。

そんな八尾にしてはなりません。


八尾は“先進自治体”ではなく“警告事例”になりつつある

ここは誤解してはならない点です。

八尾は今、この問題において先頭を走っています。
しかし、それは誇るべき先進性ではありません。

むしろ、全国に対する警告事例として先頭に立ってしまっているのではないか。
私はそう感じています。

他の自治体は、八尾を見ています。

八尾がどう対応するのか。
給付費の膨張にどう歯止めをかけるのか。
不適切給付や不正受給への対策をどう本気で進めるのか。
介護保険財政の立て直しをどう図るのか。

八尾の動きは、これから全国の自治体にとって一つの前例になります。


これは八尾だけの話ではない

この問題は、決して八尾だけの特殊事情ではありません。

たまたま八尾が先に表面化しただけです。
制度のゆがみ、行政の後手対応、民間事業者の集中、給付費の膨張。
条件が重なれば、これは全国どこの自治体でも起こり得る問題です。


八尾は今、全国に何を示しているのか

八尾は、制度のゆがみが自治体財政をどう圧迫していくのかを、
全国に先んじて示してしまっているのかもしれません。


だからこそ私は、この問題をこれからも正面から取り上げます。

今からでも遅くない。
必要な対策を講じ、給付費の構造に切り込み、八尾の介護保険財政を立て直していかなければなりません。

八尾は今、試されています。
そしてその答えは、八尾市民の将来だけでなく、全国の自治体にとっても重い意味を持つはずです。

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